4月からお引越しされて新生活が始まっている方も多いですが、忙しい中でのアパート探しから入居までバタバタとされたと思います。そのような中で賃貸借契約書の内容をしっかりと確認し契約された方が何人いらっしゃるでしょうか。契約書類も年々複雑になり、重要事項の説明から契約書の説明まで1時間程度かかる場合もあります。契約内容もアパートや管理会社によって様々で、例えば、2年毎の契約更新で更新料を徴収したり、玄関シリンダー交換費や24時間受付に対する費用を請求したり、管理会社によっては家賃の振替手数料を毎月上乗せ請求するところもあります。法的に問題はないのですが、家賃が安くても結局、高くなるケースもありますので、しっかりと費用の面は確認する必要があります。また、入居するときは安くても退去するときに高額な原状回復費用を請求するところもありますので、信用できる不動産会社というよりは信用できる管理会社やオーナーと契約することが大事です。入居前に写真を撮っておかれる等の自己防衛も必要ですが、入居中に被害が拡大しそうな箇所は管理会社に報告しておかないと入居者の善管注意義務違反を問われる可能性もあります。また、建物周辺のハザードマップは必ず確認してください。契約書類と一緒に洪水、内水、津波のハザードマップを貰うと思いますが、地震や特に台風災害時の浸水予想地域は平坦であれば、ほぼ予想地域に入っている可能性があります。緊急避難場所や車の移動場所などを事前にチェックしておくと、万が一の時に家族や財産を守ることができます。