入居中の補修

賃貸アパートや貸家を借りている方は入居中に建物や設備に不具合があった場合、管理会社や大家さんへ連絡して対応してもらうと思いますが、状況によっては借主さんが補修費を負担しなければいけない場合もあります。その場合は契約書の記載内容に沿って対応するのですが、故意、過失、又は消耗材については借主さんが負担しなければならないことが多いです。故意とは、まさにわざと壁に穴を開けたというような場合等で、過失とは不具合があったにも関わらず、そのことを報告または対応しなかった場合に損害が拡大した場合や借主さんにも責任がある場合等です。消耗材は簡単に取替ができる電池や電球などです。トラブルで一番多いものが、入居してどの時期に不備や不具合があったかですが、入居してすぐであれば対応しやすいですが、入居後1ヶ月以上過ぎてから発見した場合は無料対応してくれない場合もあります。もちろん、設備の不具合など大家さんが負担すべきものはありますが、エアコンの匂いや室内のカビ、消耗材の不具合など使用頻度や環境によって発生時期が不明な場合は対応が難しくなります。ただ、何も連絡しないで退去時になって最初から不具合があったというような事を言われても証明ができない限り借主さんの責任になる可能性があります。さらに、それまでに被害が拡大していればそれだけ補修費もかかります。写真や動画を撮っていただくと残りますので、不具合の状況を管理会社や大家さんにメールで送ることで、業者手配などの対応も早くなります。また大家さんが対応してくれない場合でも記録を付けていれば責任を逃れることもできますのでご参考ください。