困りごとのいろいろ

不動産に関して相談を受けたとき、その内容がなかなか難しいときがあります。先日、来店されたお客様の話です。アパートか貸家を探しているが、怪我のため職をなくし、身内も生活保護などのため保証人がいなく、住む家がないので急いで探しているという事でした。役所などに相談したが不動産会社に相談してくれということで、不動産会社も何社かまわってきた結果、どこも厳しいという話でした。そのような中で当社のHPを見ていただき、わざわざご来店くださいました。通常、賃貸物件を借りる場合は毎月の家賃が支払えるという担保が必要になるので、収入がある方で更に連帯保証人が必要になります。貸主によってはどちらか一方でもOKすることもありますが、どちらの担保もない場合は家賃が滞る可能性がありますので非常にリスクを背負うことになります。おそらく、他の不動産会社からも同じような説明を受けてきた様子でしたが、色々とお話を伺った限り、やむにやまれぬ事情もあるようで何とかお力になれればと、その日は物件が見つかったら連絡を入れますという事でお帰りいただきました。それから2日後に色々な家主に相談して条件付きであればという物件をようやく見つけることができたので、早速連絡をいれてみましたが、ご自分で物件を見つけることができたとのことでした。事情を考慮してくれた家主さんがいたそうで、本当に良かったと思うと同時に、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。