物件の査定方法はさまざまですが、だいたい近隣の相場から算出する方法が多いですね。あと、とにかく高く査定してとりあえず売りの預かりをする業者もいます。前者の査定はご自分でもできる簡単な方法です。近隣で売りにでてる物件を調べればいいだけですから。ある程度の相場を調べて査定依頼をされると、業者選びの参考になるかと思います。ただし、素人でもできるような近隣相場の価格のみをもって査定する業者は手抜きですのでご注意を。後者はうまいやり方ですね。市場相場より高く査定すれば売りにくくなります。万一すぐに売れれば感謝され、値段交渉が入っても下げやすい。問題は、なかなか売れなかった場合。近年の買手さんはネット等で市場をよく調べてます。売れ残り物件はそれだけ目につきますが、割高物件として敬遠されたり、その物件を基準にして安くて良好な物件に流れることになります。そうなると、市場に合わせた価格に下げても売れ残り物件としてさらに値段交渉をされることになり結果、当初の査定価格から大きく減価されて手放すことにも。魚や果物でも旬で新鮮なうちに売らないといけないですからね。重要なことは、査定は2~3社に依頼しても査定の高い安いで業者を判断しないことです。査定価格の根拠が明確に示されているかが重要です。売手さんの物件はその土地に一つだけです。車のように同じものはありあせん。土地の形状、広さ、前面道路の状況、標高、日当たり、間取り………。査定の根拠となる項目が多いほど信用できるといえます。でもまあ、どんな査定でも、とりあえず自分の財産を高く査定してくれる業者に悪い気持ちは湧かないでしょうが。。。